(3)
派遣期間 令和2年2月7日
(4)
派遣議員 滑川友理議員,
萩谷慎一議員 ------------------------
△
議員派遣に伴う結果報告
○議長(安藏栄君) 次に,
議会閉会中において,議員を派遣しておりましたが,その結果は,それぞれお手元に配付しました
報告書のとおりでありますので,御了承願います。
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△議案の提出について(
市長提出62件)
○議長(安藏栄君) 次に,市長から議案が提出されましたので,
議事課長から報告させます。 〔
議事課長,報告〕
------------------------ 財政第196号 令和2年3月9日
水戸市議会議長 安藏 栄様
水戸市長 高橋 靖
議案等の送付について 令和2年第1回
水戸市議会定例会に提案するため,
下記議案に
説明書を添えて送付します。
記市議会議案第1号 公の施設の
広域利用に関する協議について =ないし=
市議会議案第62号 令和2年度水戸市
下水道事業会計予算 ------------------------〔市長提出議案〕
市議会議案第1号 公の施設の
広域利用に関する協議について 〃 第2号 水戸市
障害福祉サービス事業基準条例 〃 第3号 水戸市
指定障害福祉サービス事業等基準条例 〃 第4号 水戸市
障害者支援施設基準条例市議会議案第5号 水戸市
指定障害者支援施設等基準条例 〃 第6号 水戸市
地域活動支援センター基準条例 〃 第7号 水戸市
福祉ホーム基準条例 〃 第8号 水戸市
指定通所支援事業等基準条例 〃 第9号 水戸市
軽費老人ホーム基準条例 〃 第10号 水戸市
養護老人ホーム基準条例 〃 第11号 水戸市
特別養護老人ホーム基準条例 〃 第12号 水戸市
指定居宅サービス事業等基準条例 〃 第13号 水戸市
指定介護予防サービス事業等基準条例 〃 第14号 水戸市
指定介護老人福祉施設基準条例 〃 第15号 水戸市
介護老人保健施設基準条例 〃 第16号 水戸市
介護医療院基準条例 〃 第17号 水戸市
児童福祉施設基準条例 〃 第18号 水戸市
婦人保護施設基準条例 〃 第19号 水戸市
認定こども園の
認定要件を定める
条例 〃 第20号 水戸市
幼保連携型認定こども園の設備及び運営に関する基準を定める
条例 〃 第21号 水戸市
生活保護法に基づく
保護施設等基準条例 〃 第22号 水戸市
無料低額宿泊所基準条例 〃 第23号 水戸市
診療所における専属の
薬剤師の配置に関する基準を定める
条例 〃 第24号 水戸市
食品衛生法に基づく
公衆衛生上講ずべき措置の基準を定める
条例 〃 第25号 水戸市
食品衛生検査施設の設備及び職員の配置の基準を定める
条例 〃 第26号 水戸市
興行場の
設置場所の
基準等を定める
条例 〃 第27号 水戸市
公衆浴場の
設置場所の配置及び
衛生等の措置の基準を定める
条例 〃 第28号
水戸市クリーニング業を営む者が講ずべき措置を定める
条例 〃 第29号 水戸市
一般と畜場の
構造設備を定める
条例 〃 第30号 水戸市
女性相談員条例を廃止する
条例 〃 第31号 水戸市
園芸指導センター条例を廃止する
条例 〃 第32号 水戸市
事務分掌条例等の一部を改正する
条例 〃 第33号 水戸市
職員定数条例の一部を改正する
条例 〃 第34号
市長等の給料の特例に関する
条例の一部を改正する
条例 〃 第35号 議会の議員その他
非常勤の職員の
公務災害補償等に関する
条例の一部を改正する
条例 〃 第36号
特別職の職員で
非常勤のものの報酬及び
費用弁償に関する
条例の一部を改正する
条例 〃 第37号 水戸市職員の
修学部分休業及び
高齢者部分休業に関する
条例の一部を改正する
条例 〃 第38号 水戸市職員の
特殊勤務手当に関する
条例の一部を改正する
条例 〃 第39号 水戸市
手数料条例の一部を改正する
条例市議会議案第40号 水戸市
特別会計条例の一部を改正する
条例 〃 第41号 水戸市
印鑑条例の一部を改正する
条例 〃 第42号 水戸市
医療福祉費支給に関する
条例の一部を改正する
条例 〃 第43号 水戸市
廃棄物の減量及び
適正処理等に関する
条例の一部を改正する
条例 〃 第44号 水戸市
一般廃棄物処理施設の
技術管理者の資格に関する
条例の一部を改正する
条例 〃 第45号 水戸市
市街化調整区域に係る
開発行為の
許可基準に関する
条例の一部を改正する
条例 〃 第46号 水戸市
土地区画整理事業施行条例の一部を改正する
条例 〃 第47号
水戸市立小学校,
中学校,
義務教育学校及び
幼稚園設置条例の一部を改正する
条例 〃 第48号 水戸市
特定教育・
保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める
条例の一部を改正する
条例 〃 第49号 水戸市
公設地方卸売市場条例の一部を改正する
条例 〃 第50号 令和2年度水戸市
一般会計予算 〃 第51号 令和2年度水戸市
国民健康保険会計予算 〃 第52号 令和2年度水戸市
公設地方卸売市場事業会計予算 〃 第53号 令和2年度水戸市
駐車場事業会計予算 〃 第54号 令和2年度水戸市
農業集落排水事業会計予算 〃 第55号 令和2年度水戸市東前第二
土地区画整理事業会計予算 〃 第56号 令和2年度水戸市
公共用地先行取得事業会計予算 〃 第57号 令和2年度水戸市
介護保険会計予算 〃 第58号 令和2年度水戸市
介護サービス事業会計予算 〃 第59号 令和2年度水戸市
後期高齢者医療会計予算 〃 第60号 令和2年度水戸市
母子父子寡婦福祉資金会計予算 〃 第61号 令和2年度水戸市
水道事業会計予算 〃 第62号 令和2年度水戸市
下水道事業会計予算 ------------------------
○議長(安藏栄君) これより日程に入ります。 本日の日程は,議案第1号=ないし=第62号,以上62件であります。
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△日程第1=ないし=第62議案第1号=ないし=第62号
○議長(安藏栄君) それでは,議案第1号=ないし=第62号,以上62件を一括上程いたします。 それでは,市長から
提案理由の説明を願います。 市長,
高橋靖君。 〔市長
高橋靖君登壇〕
◎市長(
高橋靖君) まず,市政運営に関する所信を申し上げる前に,この場をお借りいたしまして,新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために,市民の皆様へのお願いを申し上げます。 1つ目は,不要不急の外出をできるだけ控えていただきますようお願いをいたします。 2つ目は,小まめに手洗い,うがいを行うほか,せき,くしゃみの際には,口,鼻をハンカチ等で押さえるなど,せきエチケットを徹底していただきますようお願いを申し上げます。 それでは,令和2年第1回
水戸市議会定例会の開会に当たり,提出いたしました案件の説明に先立ち,市政運営に関する所信の一端を申し上げます。 現在,国内外で感染が広がっている新型コロナウイルスにつきましては,国において,感染拡大防止に向け,緊急的に様々な対応がなされているところでございます。 本市におきましても,感染拡大を防止するため,各種イベントや施設利用の中止,延期のほか,国からの要請を受け,市立小
中学校等の臨時休業について,厳しい決断をいたしました。学校の休業期間につきましては,子どもたちが規則正しい生活や計画的な家庭学習ができるように,しっかりと指導に努めるほか,共働き等の留守家庭に対して,開放学級等において柔軟に対応してまいります。 引き続き,市民の命と健康を守ることを最優先に,茨城県をはじめとする関係機関と連携し,
感染症対策に全力で取り組んでまいります。これらの対策は,水戸市が一丸となって取り組んでいかなければなりませんので,皆様方の御協力をよろしくお願い申し上げます。第1 市政運営の基本方針 自主・自立した持続可能な魁のまち・水戸の実現 令和という新たな時代を迎えた今年度,市制施行130周年を記念し,安心,活力,誇り,魁のまち・水戸をコンセプトに,多くの人々の記憶に残る記念式典をはじめ,様々な事業を積極的に展開をしてきたところであります。 そのうち,記念施設として整備を進めてまいりました水戸城大手門の復元が完成し,消失から100年以上の歳月を経て,今ここに再び風格ある勇壮な姿を現したものであります。 私は,この復元整備について,議会をはじめ,多くの市民や事業者等からの御支援,御協力の下,力を一つにして取り組んできたところであり,まさしく歴史まちづくりにおける市民協働の象徴的財産とすることができたものと考えております。本市の歴史や伝統を伝える拠点として,郷土を愛する心を育みながら,市民が,先人たちの築き上げてきた地域資源を誇りに思い,そして,大切に守り後世に継承していく機運の醸成を図ってまいります。あわせて,二の丸隅やぐらや土塀の整備を推進するほか,弘道館東側広場,水戸学の道等を活用した魅力づくりを進めるとともに,その情報を広く発信しながら,にぎわいの創出,交流人口の拡大に努めてまいります。 大量消費の現代社会においては,人々が豊かさを実感できる反面,限りある資源の枯渇や地球温暖化等の問題が深刻化しており,持続可能な都市を構築していく上では,物を大切に使い,
廃棄物を抑制するといった,自然と共生できるシステムづくりが喫緊の課題であると考えております。 私は,循環型社会の実現に向け,4月から供用を開始する新清掃工場「えこみっと」において,ごみを適正かつ効率的に処理するとともに,新たな分別方法について十分に周知し,市民,事業者,行政が一つとなって,ごみの発生抑制,再使用のさらなる推進,再資源化の拡大を図ってまいります。あわせて,温室効果ガスの排出削減をはじめとする低炭素社会に向けた取組を進めるとともに,環境保全意識の啓発に努めながら,良好な自然環境を保全し,将来の世代に豊かな水と緑を引き継いでまいります。 (1) 市民が安全に安心して暮らせるまちをつくる 地方分権改革が進展する今日,
地方自治体は自らの判断と責任により,地域の実情に沿った政策を実施していくことが求められております。 私は,住民に一番近い基礎自治体として,強い権限を持ち,しっかりと市民サービスを提供できる自主,自立した都市を創造していくという決意のもと,令和2年4月1日の中核市移行に向け,全庁を挙げて邁進してまいりました。 移行後は,保健衛生に加え,民生や環境保全,都市計画・建設,文教などの幅広い分野において,県と同等の権限を数多く持つことから,これまで以上に責任感と緊張感を持って,中核市にふさわしい行政運営に注力していく所存であります。 そのため,職員力,組織力の向上を図り,きめ細かく,満足度の高い行政サービスを提供するとともに,新たな権限を最大限に生かしながら,本市の特性や市民ニーズ等を反映した特色ある施策を展開し,市民が健やかに暮らし,生き生きと活躍できる環境づくりに取り組んでまいります。 新たに設置を進めてまいりました水戸市保健所を拠点として,
感染症や食中毒の発生時における迅速な対応など,健康危機管理体制を強化するとともに,医療機関等の監視指導による医療の安全確保,衛生的で快適な生活環境の創出に努めてまいります。また,新型コロナウイルスにつきましては,保健所の開設後は,さらにしっかりと
感染症対策に取り組んでまいります。あわせて,動物愛護センターを中心として,動物の適正飼養や愛護に係る普及,啓発などの取組を推進するほか,産業
廃棄物の適正処理に向けた意識啓発を進めるとともに,事業者への指導等を実施してまいります。 県内初の中核市として,都市力と存在感を高め,本市のイメージアップ,経済活動や観光事業等の活性化を図るとともに,水戸都市圏において,リーダーシップを十分に発揮しながら,地域全体の発展に資する施策を展開し,選ばれる魅力ある圏域づくりを強力に牽引してまいります。 我が国が人生100年時代を迎えようとする中,市民が生涯を通して安心を実感できるまちをつくっていくためには,高齢者,障害者をはじめ,誰もが住み慣れた地域で,いつまでも暮らし続けられる環境が必要不可欠であります。 そのため,中核市移行に合わせて行う,元気な明日を目指す健康都市宣言を契機として,健康をテーマとしたイベント,セミナーを開催するなど,健康の大切さについて市民への啓発に取り組み,市民の主体的な健康づくりを推進してまいります。また,地域住民,事業所,行政が一体となって,地域包括ケアシステムの構築に向けた取組を推進するとともに,いつでも安心して医療を受けることができる体制の確保,質の高い医療サービスの提供に努めてまいります。 私は,東日本大震災,台風第19号等を経験し,復旧,復興を進めていく中で,市民が互いに協力し合い,活動する力強さ,そして多くの人々からの支援のネットワークといった,人と人との絆を実感してきたところであります。この市民の力,地域の力を生かしながら,誰もが安全に安心して暮らせる環境をつくるため,これまでの経験にとらわれることなく,より一層の危機感を持ち,あらゆる自然災害等に備えることができる,防災・減災対策の強化を推し進めてまいりたいと考えております。 そのため,自助,近助,共助,公助の連携はもちろんのこと,地域の実情を十分に分析,検証しながら,様々な施策を重点的かつ計画的に実施し,市民の生命,財産を確実に守ることができる強さとしなやかさを併せ持った,災害に強いまちを実現してまいります。 また,台風第19号に伴う水害により被災された地域の皆様が,一日でも早く生活再建ができるよう,引き続き,きめ細かな支援に努めてまいります。 私は,市民が安全と安心を肌で感じながら,健やかに暮らし続けることができるまちの実現に懸命に取り組んでまいります。 (2) 地方創生を深化させ,持続可能なまちをつくる 人口減少,少子・高齢化の進行という社会的な問題に直面する中,
地方自治体は,人々の豊かさと生活の充実感を享受できる,選ばれる地域づくりに取り組み,様々な活動における人材不足や各種産業の規模縮小など,社会経済活動全般に甚大な影響を及ぼす人口問題に早急に対応していくことが求められております。 私は,この課題に対して,地域の強みを生かした独自性のある取組によって,持続可能な都市を創造することが解決策であると考えております。 そのため,魅力ある地域資源を生かしたにぎわいづくりを進め,新たな人の流れを生み出し,国内外から稼ぐ力を高めることによって,安定的に経済のエンジンを回し,都市全体の活力向上につなげる,まち,ひと,しごとの好循環を確立していかなければなりません。 本市においては,平成27年度に水戸市まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定し,水戸ならではの個性と魅力を高め,にぎわいと交流を創出しながら,地方創生に資する各種事業を積極的かつ集中的に推進してまいりました。 子育て支援施策等を重点的に実施したことにより,本市の合計特殊出生率は上昇したものの,若い世代を中心に東京圏への転出超過が続いており,人口減少対策の効果が発現するまでには,まだ時間を要することから,引き続き粘り強く取り組んでいくことが重要であると考えております。 国においても,東京圏への一極集中の是正を目指し,地方創生を推進していくこととしており,私はこれまでの歩みを止めることなく,人口流入の促進,人口流出の抑制に果敢に取り組んでいくため,第2次の総合戦略に基づき,地方創生をさらに深化させ,若い世代が活躍する,持続的に成長するまち・水戸の実現に向けた施策を優先的に展開してまいります。 特に,経済活動やコミュニティ活動を支え,地域の発展の原動力となる若者が,夢や希望を持って,様々な分野で活躍できるよう,企業誘致,創業・起業の支援により,魅力あるしごとをつくるとともに,働きやすい環境の確保に努めてまいります。また,安心して子どもを産み育て,暮らし続けることができるまちの創出のため,妊娠,出産,子育てまでの切れ目ない支援を推進するとともに,次世代をリードするひとを育成していくため,水戸スタイルの教育,快適な教育環境の充実を図り,若い世代の移住,定住を促進してまいります。 そして,これまで以上に意欲と熱意を持って,水戸らしい地方創生に取り組み,市民が安心を感じられる生活環境とともに,未来を展望できる経済的基盤を確実につくり上げ,持続可能な発展ができる活力あるまちを実現してまいります。 また,将来的な人口規模・構造の変化に柔軟に対応していくためには,快適な生活やコミュニティ活動,経済活動等を支える,効率性の高い都市基盤の構築も必要不可欠であります。 そのため,本市独自のコンパクトシティを目指し,都市核である中心市街地をはじめ,産業系拠点,地域生活拠点において,各種機能の集積,強化を図るとともに,既存集落等において,自然環境とのバランスに配慮しながら,暮らしやすく,活動しやすい生活環境づくりに努めてまいります。 社会経済情勢が大きく変化する中,複雑・多様化する市民ニーズに応え,行政サービスの質を向上させていくためには,持続可能な行政運営を進めていくことも重要であります。 財政規律を堅持し,次世代に過度な負担を残さない健全な財政基盤を構築していくとともに,選択と集中の考えのもと,限りある経営資源の有効活用を図りながら,行財政改革を推し進め,市民から信頼される自治体経営に取り組んでまいります。 私は,本市のさらなる飛躍に向け,市民力,地域力を着実に伸展させ,自主・自立した持続可能なまちづくりを推進し,全ての市民が安心して暮らせる魁のまち・水戸の実現に全力を尽くしてまいります。第2 予算編成の基本方針と予算規模 次に,令和2年度の予算編成の基本方針と予算規模の概要について申し上げます。 国の予算編成は,全世代型社会保障制度の構築に取り組むとともに,持続的な経済成長の実現を目指す総合経済対策の着実な実行,歳出改革の取組の継続により,経済再生と財政健全化の両立を図るものとされました。 地方財政につきましては,人づくり革命の実現や地方創生の推進,防災・減災対策などの課題に対応しつつ,安定的な財政運営を行うため,
令和元年度と同水準の一般財源総額が確保されることとなりました。 本市の令和2年度予算においては,このような国及び地方の財政運営方針を踏まえ,未来に躍動する魁のまちの実現に向けた積極的な事業展開と,中長期的視点に立った規律ある財政運営の両立を目指し,編成を行ったところであります。 特に,持続可能な地域社会の構築に向けて,水戸のまちを支える人づくりを強力に推進するため,未来をリードする子どもたちの教育や子育て支援に対し,財源を重点的に配分いたしました。 また,健康づくりや高齢者・障害者支援,防災・減災対策など,多様な市民サービスのさらなる向上に取り組むとともに,中核市移行に伴う新たな行政経費について,確実な予算措置を講じました。 一方,4大プロジェクトの事業費につきましては,新市民会館の整備費が,保留床取得に着手するため大幅に増加したものの,新清掃工場の完成に伴い,前年度から80億1,450万円の減額となっております。 この結果,一般会計の予算規模につきましては,
令和元年度当初予算から62億1,300万円,4.9%の減となる総額1,217億600万円といたしました。 歳出予算の構成比の主なものを目的別で見ますと,民生費38.0%,土木費15.3%,総務費12.2%,教育費10.8%,衛生費8.6%であります。 前年度からの増減を性質別で見ますと,まず,人件費については,中核市移行に伴う新たな事務に対応するため組織体制を強化したことや,会計年度任用職員制度の導入に伴い4.6%の増としました。 また,扶助費については,障害者自立支援給付や民間保育所の運営費給付などの増加により3.0%の増,公債費については1.6%の減とし,義務的経費全体では2.7%の増としております。 普通建設事業費につきましては,見川小学校の改築や笠原小学校の増築をはじめ,子どもたちの教育環境の改善に向けて,学校施設の整備費を大幅に増加させるとともに,南消防署の移転改築に着手いたしますが,新清掃工場の完成に伴い,24.8%の減となりました。 また,物件費につきましては,新清掃工場及び保健所の供用開始に加え,開放学級の待機児童の早期解消に向けて,民間委託化を推進することから7.6%の増としております。 一方で,補助費等につきましては,いきいき茨城ゆめ国体の終了により15.4%の減,維持補修費につきましては,小吹清掃工場の閉鎖に伴い,28.1%の減となりました。 次に,歳入予算につきましては,まず,市税は,税制改正による法人市民税の税率の引下げ等に伴い,前年度比で5億1,810万6,000円,1.2%減の419億2,396万1,000円としております。 普通交付税につきましては,中核市移行等に伴う基準財政需要額の増加により,前年度比21.0%増の86億円といたしました。また,臨時財政対策債について,前年度比11.8%増の39億4,100万円と見込んだことにより,これらを合わせた実質的な普通交付税は,総額125億4,100万円,前年度比で19億840万円,17.9%の増となりました。 一方で,特別交付税につきましては,新清掃工場の完成に伴う震災復興特別交付税の減少により,前年度比で50億8,400万円,74.7%減の17億2,500万円としております。 また,財政調整基金からの繰入れにつきましては,4大プロジェクトの進捗に加え,保健所整備の完了や茨城国体の終了等に伴い,前年度から26億1,500万円を減額し,17億円を措置したところであり,引き続き計画的な活用に努め,健全な財政運営を推進してまいります。 次に,特別会計につきましては,再整備事業を推進している公設地方卸売市場事業会計や介護保険会計がそれぞれ増加した一方で,国民健康保険会計や駐車場事業会計の減少に伴い,前年度比で1億2,960万円,0.2%減の532億9,080万円といたしました。 公営企業会計につきましては,水道事業会計の増加に伴い,前年度比で3億3,350万円,1.2%増の289億3,430万円としました。 以上をまとめますと,一般会計,特別会計及び公営企業会計を合わせた予算総額につきましては,前年度比で60億910万円,2.9%減の2,039億3,110万円としたところであります。第3 主要施策の概要 次に,水戸市第6次総合計画-みと魁プラン-に基づく主要施策の概要について申し上げます。1 魁のまちづくりNEXTプロジェクト (1) 未来への投資プロジェクト 私は,将来にわたって水戸市の成長と発展の礎となる人づくりの視点から,安心して子どもを産み,育てることができる環境づくりとともに,未来の水戸をリードする人材の育成に重点的に取り組んでまいります。 そのため,保育所待機児童ゼロの達成と継続に向け,新たに,保育士の育成,確保に取り組む保育所への支援制度を創設するとともに,潜在保育士等の就労を引き続き支援してまいります。あわせて,民間保育所の増改築を支援し,保育環境の向上と定員の拡充を図ってまいります。 放課後児童対策につきましては,モデル事業の成果を踏まえた民間活力の活用により,支援員を確保し,開放学級待機児童の解消と全校での6年生までの受入れを実現してまいります。さらに,開放学級と放課後子ども教室の一体的な運営を通して,学習支援やスポーツ活動をはじめとする様々な体験活動の充実を図ってまいります。 地域における子育て支援については,市民センター子育て広場を拡充しながら,「わんぱーく・みと」,「はみんぐぱーく・みと」を核として,多様な子育て支援・多世代交流事業を推進してまいります。また,子どもの外来受診に係る医療費助成の対象を18歳まで拡充し,全ての子どもが安心して医療サービスを受けることができる環境を実現してまいります。あわせて,不妊・不育症治療費や妊産婦の医療費の助成を行うなど,妊娠・出産,子どもの医療に対する支援の充実を図ってまいります。 さらに,発育,発達に不安があると思われる子どもについて,子ども発達支援センター,通級指導教室,特別支援学級の連携を強化し,18歳までの一貫した支援の充実を図るとともに,発達に応じた適切な指導を実施してまいります。 水戸スタイルの教育の4つのプランにつきましては,確かな学びと学習意欲を高めるチャレンジプランとして,学力向上サポーターを活用した習熟度別学習を実施するほか,家庭学習スタートノートを作成,配布し,家庭での学習習慣の定着を促進してまいります。世界で活躍できる資質を磨くグローバルプランについては,英会話力の向上に向けたオール・イン・イングリッシュ授業等を実施するほか,タブレット型端末の大幅な拡充など,ICT教育環境の充実に努めるとともに,防災リーダー等の育成に取り組んでまいります。また,郷土を愛し,豊かな感性を磨くキャリアプランについて,郷土水戸への理解を深める教育や水戸芸術館と連携した芸術教育を推進するほか,職場体験学習を展開してまいります。さらに,いのちや人権を大切にするふれあいプランについて,いじめの未然防止を図りながら,相談・支援体制の充実に取り組み,いじめの早期発見,早期対応,解決に努めてまいります。 快適な学習環境の充実につきましては,小学校施設の長寿命化型大規模改造事業を進めるとともに,市立小
中学校校舎のトイレについて,洋式化率100%の早期達成を目指してまいります。 豊かな人間性を育む学校教育については,子どもの発達と学びの連続性を重視した小中一貫教育を推進するほか,小規模特認校をはじめとする学校の特色を生かした教育に取り組んでまいります。 (2) いきいき健康プロジェクト 私は,市民が生き生きと人生を楽しみ,生涯にわたって健やかに暮らせるよう,安心して医療サービスを受けることができる環境の充実を図るとともに,市民の健康づくりや生きがいづくりを進めてまいります。 そのため,安定的な医療提供体制の維持,確保に向け,救急医療二次病院や公的病院等の運営を支援するとともに,医学生の修学支援による小児科医,産婦人科医等の確保に取り組むほか,茨城県地域医療構想に基づく,水戸地域の医療の在り方に関する検討を進めてまいります。 生涯にわたって健やかに暮らせる環境づくりにつきましては,誰もが住み慣れた地域で安心して生活できるよう,認知症の理解促進に向けたサポーター養成講座等を開催するとともに,新たに,認知症高齢者等が原因となった事故の補償を支援する制度を導入してまいります。あわせて,生活支援体制の整備に努めるとともに,ICTを活用しながら,在宅医療と介護の連携を推進するなど,地域包括ケアシステムの構築に取り組むほか,(仮称)西部いきいき交流センターの実施設計を進めてまいります。 また,市民の健康増進に向け,特定健康診査,特定保健指導の充実を図りながら,受診率向上に取り組むなど,生活習慣病の予防と早期発見に努めてまいります。あわせて,自転車通行空間の整備等により,自転車の利用を促進するほか,水戸黄門漫遊マラソンを開催するなど,市民の健康づくりを推進してまいります。 (3) 災害に強いまちづくりプロジェクト 私は,市民が安全に安心して暮らすことができるよう,あらゆる災害に対する備えの充実を図るとともに,都市基盤の整備に取り組むなど,災害に強いまちづくりを推進してまいります。 そのため,那珂川流域におけるこれまでの浸水被害を踏まえ,国・県管理河川の一体的な整備を強く要望するほか,関係機関と連携し,河川増水時の監視強化に努めるとともに,洪水ハザードマップの改定に取り組むなど,ハード・ソフト両面での対策を進めてまいります。ライフラインの強化については,上下水道施設の耐震化を推進するほか,災害時の応急給水拠点の拡充に向け,耐震型循環式飲料水貯水槽の設計に取り組んでまいります。また,南消防署の移転改築工事を進めるなど,消防力の強化に努めてまいります。 防災対策につきましては,あらゆるリスクを想定しながら,新たに,国土強靱化地域計画を策定し,人命の保護や被害の最小化を図るための取組を推進してまいります。また,災害時の逃げ遅れゼロに向け,市民がいつ,どこに避難するか等を,自分自身で整理するマイタイムラインの作成を促進するなど,災害時の行動に対する意識啓発に一層取り組むとともに,防災ラジオをはじめとしたあらゆる手段を効果的に活用しながら,分かりやすい情報の伝達に努めてまいります。あわせて,自力での避難が困難な高齢者や障害者等について,地域と連携した支援体制の充実を図ってまいります。原子力防災につきましては,実効性のある広域避難計画の策定に向けた取組を進めるほか,原子力防災対策会議を開催しながら,安全対策の強化や市民意見の把握に努めてまいります。 (4) 魅力・活力アッププロジェクト 私は,多くの人が集う活力とにぎわいのあるまちを目指し,観光資源の魅力を磨き上げながら,効果的に情報を発信するなど,観光交流人口の増加を図るとともに,都市核における多様な交流の創出や企業誘致に取り組んでまいります。 そのため,水戸のシンボル空間である偕楽園・千波湖周辺地区において,観光客をもてなす場,市民が集う憩いの場として,パークPFIの導入に向けた取組を推進しながら,さらなる魅力向上を図ってまいります。文武の伝統が息づく弘道館・水戸城跡周辺地区においては,二の丸隅やぐらや土塀の完成を目指すとともに,大手門をはじめとする様々な歴史的資源を生かした魅力づくりを進めてまいります。また,植物公園において,リニューアル整備を推進するとともに,薬草文化にまつわるイベントを開催してまいります。 戦略的な魅力の創造と発信につきましては,海外に向けて情報を発信していくとともに,水戸市インバウンド推進機構を核として,外国人観光客の受入れ体制の充実に努めてまいります。また,多くの観光客に水戸ならではの体験を楽しんでいただけるよう,各種祭りや体験プログラムのさらなる充実に取り組んでまいります。さらに,首都圏における物産展の開催等を通して,納豆や梅をはじめとする特産品の魅力を発信していくほか,水府提灯等の伝統産業の振興と観光への活用を図ってまいります。 まちなかの魅力創出によるにぎわいづくりに向けましては,空き店舗を活用した創業や新規出店を促進するほか,商店街における販売促進事業等を支援してまいります。また,水戸まちなかフェスティバルやまちなか・スポーツ・にぎわい広場等におけるイベントの開催を支援するなど,様々な交流の創出に取り組んでまいります。さらに,まちなかへの住みかえ支援の対象区域を拡大し,子育て世帯の居住の誘導を一層推進してまいります。 企業誘致,創業支援の強化につきましては,企業訪問等を通じて,ニーズの把握に努めながら,支援制度の活用を促進するなど,積極的な誘致活動を展開してまいります。また,コワーキングスペース水戸ワグテイルを拠点として,創業期における切れ目ない支援に努め,新たなビジネスを生み出しやすい環境づくりを進めてまいります。 芸術文化を生かしたにぎわいづくりにつきましては,水戸芸術館において,開館30周年記念事業をはじめとする多彩な事業を展開するほか,新市民会館の早期完成に向けた取組を推進してまいります。また,水戸ホーリーホックや茨城ロボッツの求心力を生かしながら,ホームゲームへの誘客を促進するとともに,選手と交流できるイベントを開催するなど,プロスポーツチームを通した地域の活性化に取り組んでまいります。2 施策の大綱に基づく主要施策 (1) 笑顔にあふれ快適に暮らせる「みと」づくり ① 未来を担う子どもたちの育成 私は,未来の水戸をリードする子どもたちが明るい希望を抱き,心豊かで伸びやかに成長することができるまちを目指し,安心して子どもを産み,育てることができる環境づくりとともに,地域の歴史や自然,文化,人材を生かした特色ある教育による人づくりを進めてまいります。 そのため,子ども・子育て支援につきましては,地域において,子育て世帯を支えるサービスとして,一時預かり事業や保育所等における地域子育て支援拠点事業を実施するほか,児童虐待の未然防止や早期発見,早期対応の強化に努めてまいります。幼児教育につきましては,より質の高い教育・保育環境を提供するため,新たに
幼保連携型認定こども園を2か所開設するなど,市立幼稚園の再編に取り組むほか,就学前の子どもが,小学校教育へ円滑に移行できるよう,アプローチ・スタートカリキュラムによる指導等を実施してまいります。 学校教育につきましては,教育環境の充実を図るため,見川小学校の改築完成を目指すとともに,児童数の増加に伴う笠原小学校の増築を進めてまいります。健やかな学校生活に向けた支援につきましては,スクールカウンセラーによる教育相談を実施するほか,全ての市立小
中学校の屋内外へのAED設置を完了してまいります。学校給食については,地場農産物の利用拡大を図るとともに,プロスポーツ選手との交流給食を実施するなど,食育活動を推進してまいります。また,一人一人のニーズに応じた特別支援教育を進め,配慮の必要な子どもが安心して学校に通うことができる環境づくりに取り組んでまいります。 青少年の健全育成につきましては,家庭,地域,学校,行政が連携し,青少年や若者が地域活動やボランティア活動等に参画できる機会の拡充に努めてまいります。また,子どもの成長に応じた学習機会を提供するとともに,しつけ等に不安を抱える保護者の個別相談を実施するなど,子どもの育ちの基盤である家庭の教育力向上を支援してまいります。あわせて,子ども会をはじめ,青少年団体等の活動の活性化に取り組んでまいります。さらに,少年自然の家において,周辺の自然を生かした活動プログラムを実施するなど,体験学習の充実を図ってまいります。 ② みんなで支えあい助けあう地域社会の実現 私は,市民が住み慣れた地域で,共に支え合い,助け合いながら,安心を実感し,生きがいを持って生活できるぬくもりのある社会の実現を目指してまいります。 そのため,地域福祉の充実につきましては,水戸市社会福祉協議会等と連携しながら,福祉コミュニティ活動の活性化を推進するとともに,複合化,複雑化した問題に対応できる総合的な相談・支援体制の強化を図ってまいります。 高齢者支援につきましては,安定的な介護サービスの提供に向け,人材の確保に努めるとともに,特別養護老人ホーム等の施設サービスの充実を図るほか,住民が主体となるサービスや介護予防の取組を支援してまいります。あわせて,定住自立圏の構成市町村と連携し,成年後見制度の普及,啓発や利用促進に取り組んでまいります。 障害者支援につきましては,ノーマライゼーションの普及,啓発に努めるとともに,新たに,基幹相談支援センターを設置し,事業者に対する専門的な指導,助言に取り組んでまいります。あわせて,地域生活支援拠点等の設置による緊急対応の機能強化等に努めるほか,医療的ケアが必要な障害児等に対する日常生活用具給付事業の拡充を図ってまいります。さらに,水戸市障害者共同受発注センターを中心とした障害者の収入向上に取り組むとともに,一般就労への移行や定着を促進してまいります。 社会保障につきましては,国民健康保険の医療費適正化,収納率の向上に取り組みながら,適正な運営を推進してまいります。また,生活困窮対策について,関係機関と連携しながら,自立に向けた就労を促進するとともに,子どもの学習支援の充実を図ってまいります。 ③ 健やかな生活の実現 私は,市民が生涯にわたって健やかに心豊かな生活を送ることができるよう,市民一人一人の主体的な健康づくりを推進するとともに,地域医療体制の強化に努めてまいります。 そのため,健康づくりにつきましては,若い世代への食育に取り組むほか,歯周病の予防を促進するなど,ライフステージに応じた歯科保健を推進してまいります。病気の予防と早期発見に向けては,健康マイレージ事業を推進するほか,新たに,ロタウイルス予防接種費用の全額公費負担を実施するとともに,41歳時の肺がん,大腸がん検診を無料化するなど,検診の受診率向上に取り組んでまいります。また,母子保健について,「すまいるママみと」を中心に,子育て世代への包括的な支援を推進するとともに,妊産婦の健康診査や産後ケア事業を実施してまいります。 医療環境の充実につきましては,定住自立圏の構成市町村と連携し,潜在看護師等の復職を支援するほか,休日夜間緊急
診療所の円滑な運営とともに,適正受診の啓発に取り組んでまいります。 ④ 災害に強いまちづくりの推進 私は,災害から市民の命や暮らしを守るため,危機管理や防災・減災,雨水対策を総合的に推進するとともに,消防力の強化を図ってまいります。 そのため,危機管理・防災体制の強化につきましては,近年の大規模災害等を踏まえた地域防災計画の見直しに取り組むとともに,自主防災組織との連携による訓練を実施してまいります。総合的な防災対策については,集中豪雨等に備えた土のうの配布場所の拡充を図るとともに,市立小
中学校における防災教育に取り組んでまいります。また,災害時主要道路や通学路における危険性の高いブロック塀の撤去を支援し,倒壊による被害の防止に努めるほか,民間建築物の耐震化を促進してまいります。 消防,救急の充実につきましては,老朽化した緑岡出張所の改築に係る基本設計に着手するとともに,消防車両を計画的に更新するほか,台風等による水害に備え,水防装備の強化に努めてまいります。また,救命率の向上を図るため,応急手当て活動のできるバイスタンダーやジュニア救命士の育成に取り組むとともに,市内全てのコンビニエンスストアへのAED設置を進めてまいります。 治水・雨水対策につきましては,公共下水道雨水管,都市下水路,排水路の整備とともに,既存管渠の流下機能の改善に取り組むなど,雨水排水施設整備プログラムに基づく施策を推進し,集中豪雨等による浸水被害の軽減,早期解消を目指してまいります。 ⑤ 安全・安心な暮らしの実現 私は,交通安全対策をはじめ,防犯対策や消費者被害防止対策を強化するとともに,上水道等の生活環境施設の整備に取り組み,誰もが安全に安心して暮らすことのできるまちを目指してまいります。 そのため,交通安全につきましては,登下校時における子どもの安全確保に向け,学校,地域,家庭が連携し,スクールガードによる見守り活動を推進してまいります。あわせて,小
中学校の通学路や幼稚園,保育所の周辺道路等における歩道や交通安全施設の整備を優先的に進めてまいります。 犯罪の未然防止に向けては,LED防犯灯の設置を促進するとともに,防犯カメラの計画的な設置に取り組むほか,自主防犯活動団体によるパトロールを支援してまいります。空き地・空き家対策については,組織体制を強化し,空き家等の発生の抑制や利活用,適正管理の促進に努めてまいります。 上水道につきましては,将来にわたり,安全な水道水を安定的に供給していくため,水源,水質の保全とともに,アセットマネジメントに基づく老朽施設の更新等を進めてまいります。 消費生活につきましては,消費生活センターを中心として,電子マネーによる決済の普及状況等を踏まえた消費者教育を推進するなど,消費者被害の防止に向けた取組を進めるほか,フェアトレードをはじめとするエシカル消費の促進に努めてまいります。 斎場,霊園につきましては,新たな斎場の基本・実施設計に取り組むとともに,浜見台霊園における従来型墓地の整備を進めてまいります。 (2) 未来に躍動する活力ある「みと」づくり ① 魅力ある都市機能の充実 私は,県都・水戸としての魅力と活力のさらなる創出を図るため,都市機能の連携と集積を推進しながら,中心市街地の活性化とともに,地域生活拠点の形成や交通ネットワークの充実,良好な住環境づくりに取り組んでまいります。 そのため,都市核の強化につきましては,泉町地区において,市街地再開発事業を促進しながら,新市民会館や周辺施設の整備を進めるなど,新たな交流を生み出す拠点の形成に取り組むほか,南町地区における道路の拡幅や景観整備等を推進してまいります。 地域生活拠点の機能充実につきましては,赤塚駅周辺地区において,都市計画道路の整備を進めるほか,内原駅周辺地区における橋上駅舎や南北自由通路等の整備を推進してまいります。また,下市地区について,地域資源を生かした魅力向上を図るとともに,活性化に向けた取組を支援してまいります。 総合交通体系につきましては,全ての人が安心して移動できる交通体系の実現に向け,公共交通機関の利用促進を図りながら,バス路線の再編を進めるとともに,関係市町と連携し,広域公共交通の維持,確保に取り組んでまいります。あわせて,公共交通空白地区等において,タクシーを活用した移動手段の充実に努めてまいります。また,安全な道路交通の確保に向け,道路舗装等の予防保全型修繕や橋梁の長寿命化型改修を実施してまいります。さらに,都市計画道路3・3・2号中大野中河内線や都市計画道路3・3・16号梅香下千波線等の整備とともに,道路の新設,改良を推進してまいります。 住環境の向上につきましては,河和田住宅や子育て世帯向けの砂久保住宅の建て替え完成を目指すとともに,市営住宅の長寿命化型改修に取り組んでまいります。あわせて,住宅のリフォームを支援するほか,狭隘道路及び後退敷地の整備を進めるとともに,東前第二土地区画整理事業を推進してまいります。また,東京圏からの移住支援に取り組むなど,移住,定住を促進してまいります。 広域行政につきましては,北関東圏域の活性化と交流人口の増加を目指し,北関東中核都市連携会議において,マルシェの開催や映画を活用したPRなど,圏域の魅力向上に資する取組を実施してまいります。あわせて,県央地域の発展に向け,茨城県央地域定住自立圏共生ビジョンに基づく施策を推進し,生活機能の維持,確保を図るとともに,連携中枢都市圏の形成に向けた協議を進めてまいります。また,広域合併について,近隣市町村の意向を十分に尊重しながら,市民の機運の醸成に努めてまいります。 ② 活力あふれる産業の振興 私は,多様な交流でにぎわう活力と魅力あふれるまちを目指し,観光産業をはじめ,商業,農業,工業など,地域経済を牽引する各種産業の持続可能な発展に向けた施策を推進するとともに,新たな事業所の誘致,地元企業の育成による雇用の創出に取り組んでまいります。 そのため,戦略的観光の振興につきましては,偕楽園・千波湖周辺地区,弘道館・水戸城跡周辺地区のさらなる魅力向上を図るとともに,ロマンチックゾーンにおいて,保和苑の園路等の整備を進めてまいります。また,水戸の梅まつりや水戸のあじさいまつりをはじめとする四季折々のイベントの充実により,通年の集客を図ってまいります。あわせて,国,県,周辺市町と連携したガーデンツーリズムを推進するとともに,観光漫遊バスを運行するなど,回遊できる観光地づくりに取り組むほか,観光名所や食の情報を効果的に発信してまいります。さらに,おもてなしマイスターによる観光案内を実施するなど,市民,事業者,行政が一体となって,まち全体のおもてなし力の向上を目指してまいります。 商業の振興につきましては,各商店街の特色を生かしたにぎわいの創出と活性化に向けた取組とともに,後継者育成を支援するほか,小規模事業者に対する利子補給等を行ってまいります。また,水戸商工会議所等の取組を支援するなど,地域経済の活力向上を図ってまいります。 農業の振興につきましては,持続可能な農業の実現に向け,地域おこし協力隊を導入するなど,新規就農者等の育成,確保に取り組むとともに,農地の集積,大規模化に努めてまいります。あわせて,組織体制を強化し,6次産業化に取り組む事業者の商品開発や販路拡大を支援するとともに,産地パワーアップ事業等による農産物のブランド化を一層進めてまいります。さらに,生産性の向上を図るため,国営緊急農地再編整備事業や県営土地改良事業等による農業生産基盤の整備を推進してまいります。 工業,流通の振興につきましては,産・学・官の連携を図りながら,新商品開発や企業の技術力,競争力の強化に取り組むほか,
技術者や後継者の育成を支援してまいります。また,流通系の拠点である卸売市場について,機能強化に向けた再整備を進めてまいります。 産業の誘致,育成につきましては,企業,事業所の新規立地に向け,支援制度等を広くPRしながら,誘致活動を推進してまいります。あわせて,創業しやすい環境づくりとして,各種セミナーを開催するなど,金融機関等と連携しながら,総合的な支援に取り組んでまいります。 就労環境につきましては,若い世代の地域雇用を促進するため,企業ガイドブック等を活用し,市内企業の魅力を発信しながら,インターンシップの受入れ支援等を実施してまいります。あわせて,スキルアップセミナーや就職面接会を開催するなど,就労支援に取り組んでまいります。中小企業勤労者の福祉向上については,水戸市勤労者福祉サービスセンターにおける福利厚生事業の充実に努めてまいります。 (3) 水戸ならではの歴史,自然を生かした魅力ある「みと」づくり ① 歴史,文化の継承と振興 私は,先人たちが築き,育んできた水戸の歴史や文化をまちづくりに生かしながら,次世代に引き継いでいくとともに,水戸芸術館を中心とした芸術文化の創造と発信に取り組むほか,魅力ある景観づくりを推進してまいります。 そのため,近世日本の重要な教育遺産である弘道館と偕楽園について,関係自治体と連携し,世界遺産登録に向けた取組を推進してまいります。あわせて,市内に数多く存在する文化財について,適切な保護,保存に努めながら,水戸の魅力として,観光振興や郷土教育等の分野への活用を図ってまいります。 芸術文化の振興につきましては,市芸術祭等の市民主体の活動を促進するとともに,新たに,芸術文化の振興に関する方針の策定を進めてまいります。オセロについては,各種大会や体験イベントを開催するなど,水戸発祥の文化として,引き続き普及,啓発に取り組んでまいります。 スポーツ文化の振興に向けては,競技団体の活動支援等により,するスポーツの進展に努めるほか,プロ野球の一軍公式戦を開催するなど,みるスポーツの充実を図ってまいります。 魅力ある景観の形成につきましては,弘道館・水戸城跡周辺等の都市景観重点地区において,建築物や屋外広告物の改修を支援するなど,歴史的景観づくりを推進してまいります。 ② 豊かな自然との共生 私は,自然と共生できるまちを目指し,水戸の特徴である豊かな水と緑の保全や再生,活用を図るとともに,温室効果ガスの削減やごみの減量化,資源化に取り組んでまいります。 そのため,地球温暖化対策として,チームみとエコプロジェクトを進めるとともに,太陽光発電システムの設置を促進してまいります。また,環境フェア等の実施を通して,環境保全に対する意識啓発を図ってまいります。 潤いある水辺環境の形成につきましては,桜川,千波湖の水質浄化に向け,霞ヶ浦導水事業の試験通水を見据えた施設の整備など,桜川清流ルネッサンスⅡ行動計画に基づく取組を実施してまいります。 生活排水対策としては,高度処理型合併処理浄化槽の設置を促進するほか,下水道の管渠整備を進めるとともに,ストックマネジメント計画の策定に取り組みながら,老朽施設の改修を推進してまいります。さらに,良好な親水空間の確保に向け,サケの遡上や蛍の生息に適した環境づくりとともに,宮脇池や成就院池の再整備を進めてまいります。 緑豊かな空間の形成につきましては,(仮称)東部公園のサッカー場整備を推進するとともに,七ツ洞公園の園路のバリアフリー化に取り組んでまいります。また,森林公園において,来園者用トイレ等の整備を進めるほか,体験イベントの充実に努めるなど,周辺地区も含めた魅力づくりを推進してまいります。 循環型社会の構築につきましては,ごみの新たな分別・排出区分の普及,啓発を図るとともに,食品ロスの削減に努めるほか,事業系ごみの適正処理を促進してまいります。また,第三最終処分場の完成を目指すとともに,健康増進等施設の整備を進めるほか,第二最終処分場跡地における公園整備に取り組んでまいります。 ③ 交流を創出する魅力の向上と発信 私は,地域の特性を生かした交流拠点の形成とともに,様々な地域資源のブランド力の向上と戦略的な情報発信に取り組み,魅力にあふれ,国内外から多くの人が集うまちを目指してまいります。 そのため,本市の有する自然や歴史,芸術文化,スポーツなどの地域資源を磨き上げ,魅力を発信する交流拠点づくりを進めてまいります。また,全国大会,会議等の開催支援に取り組むなど,コンベンションの誘致を推進してまいります。 水戸のブランド力の向上につきましては,水戸の梅ふくゆいを活用した商品開発や水戸の柔甘ねぎの販売促進を支援するなど,地場農産物等を活用した食のブランド化を進めてまいります。また,日本遺産である弘道館や偕楽園の魅力を発信しながら,歴史まちづくりに取り組むとともに,教育を受けるなら水戸と言われるよう,水戸スタイルの教育を推進してまいります。 戦略的PR活動につきましては,SNSやスマートフォン用アプリ等の多様なツールを用いて,本市の歴史や文化,観光等の魅力を国内外へ効果的に発信するとともに,マスコットキャラクター「みとちゃん」や特産品である納豆を活用したシティセールスを展開してまいります。また,地域の活性化や観光振興に向け,映画等のロケ誘致や撮影支援など,フィルムコミッションの充実に努めてまいります。 (4) 市民と行政との協働による自主・自立した「みと」づくり ① 市民の多様な活動の推進 私は,市民が主体的にまちづくりに参加,参画し,あらゆる分野において活躍することができるよう,多様な市民活動を支援してまいります。 そのため,地域コミュニティ活動につきましては,コミュニティプランの実現に向けた取組や内原地区等のプラン策定を支援するとともに,住みよいまちづくり推進協議会と連携した町内会への加入促進に努めてまいります。また,市民センターの長寿命化型改修を推進するとともに,千波市民センターの移転改築を進めてまいります。 ボランティア・NPO活動につきましては,団体間のネットワーク構築を支援するとともに,協働のまちづくりに対する市民意識を醸成するため,こみっとフェスティバル等を開催してまいります。 生涯学習活動につきましては,生涯学習サポーターの育成に取り組むほか,市民ニーズに応じた講座等を開催するなど,幅広い学習機会の提供に努めてまいります。また,市立図書館において,子どもが読書に親しむことができるよう,読み聞かせや親子で絵本事業を実施するほか,レファレンスサービスの充実や幅広い分野の資料収集に取り組んでまいります。 スポーツ・レクリエーション活動につきましては,市体育祭等の市民スポーツイベント等の充実を図るほか,夏休み期間中に学校プールを開放し,子どもが水に親しむことのできる機会を提供してまいります。また,東京2020オリンピック・パラリンピックの機運醸成に向け,ベルギー選手団の事前キャンプの受入れとともに,聖火リレー実施時のイベント開催等に取り組んでまいります。また,高校生最大のスポーツの祭典である全国高等学校総合体育大会弓道競技大会を開催してまいります。 男女平等参画社会に向けた活動につきましては,男女が共に活躍することができる環境づくりとして,事業者向けのセミナーを開催するとともに,女性の就業やキャリアアップを支援するほか,若者の意識啓発に取り組んでまいります。また,性的マイノリティーについての理解促進に努めてまいります。 国際交流活動につきましては,重慶市との友好交流都市締結20周年を祝し,記念事業を実施するなど,都市間の交流,友好親善の深化に取り組むとともに,外国人市民のための生活ガイドブックの改定を進めてまいります。 平和活動につきましては,戦後75年という節目に当たり,ぴーすプロジェクトを拡充するとともに,子どもたちが平和を学ぶことができる機会の提供に努めるなど,市民一人一人の平和意識の醸成に取り組んでまいります。 ② 市民主体の行政運営の推進 私は,市民が市政や地域づくりに参加しやすい環境を整備するとともに,将来にわたり健全な財政運営を持続するため,行財政改革を推進してまいります。 そのため,市民の声を市政に反映できるよう,市政モニターやインターネットモニター制度を活用するなど,広聴機会の充実に努めるとともに,意見公募手続等を通して,政策形成過程における市民参画を推進してまいります。また,様々な分野において,産・学・官の連携を図り,幅広いアイデアを取り入れながら,各種事業を展開してまいります。 利便性の高い行政サービスの実現に向けましては,マイナンバーカードの活用を推進するとともに,新たに市民課窓口において,キャッシュレス決済を導入してまいります。また,インターネットやマスメディアを通し,行政サービス情報を分かりやすく提供してまいります。 市民の視点に立った行財政改革につきましては,新たに策定した行財政改革プラン2016後期実施計画に基づき,機能的な組織,機構を構築するとともに,民間活力の活用等を推進するほか,定型的な業務を自動化するプログラムであるRPAの導入等による事務事業の改善に努めてまいります。あわせて,水戸黄門ふるさと寄附金制度の活用など,多様な収入の獲得に努めるとともに,市税等の収納率向上に取り組みながら,みと財政安心ビジョンに基づく財政運営を進めてまいります。さらに,公共施設やインフラ資産について,総合管理計画等に基づく改修を推進するなど,ライフサイクルコストの低減を図ってまいります。 また,第21回国勢調査が行われることから,推進本部を設置し,市民の協力の下,円滑な実施に努めてまいります。第4 提出議案 次に,予算以外の議案の概要について申し上げます。内訳は,公の施設の
広域利用に関する協議が1件,
条例については,新たに制定するもの28件,廃止するもの2件,一部を改正するもの18件であり,合計49件であります。 議案第1号 公の施設の
広域利用に関する協議については,
広域利用に供する施設の追加に伴い,協定の見直しを行うため,議会の議決を求めるものであります。 議案第2号ないし第29号の28件については,中核市移行に伴い,各種施設やサービス等の基準を定めるため,新たに
条例を制定するものであります。 議案第30号 水戸市
女性相談員条例を廃止する
条例については,会計年度任用職員制度の導入に伴い,
条例を廃止するものであります。 議案第31号 水戸市
園芸指導センター条例を廃止する
条例については,農業技術センターの廃止に伴い,
条例を廃止するものであります。 議案第32号 水戸市
事務分掌条例等の一部を改正する
条例については,市民課の所属を市民協働部から総務部に変更するため,規定の整備を行うものであります。 議案第33号 水戸市
職員定数条例の一部を改正する
条例については,職員定数の変更を行うものであります。 議案第34号
市長等の給料の特例に関する
条例の一部を改正する
条例については,副
市長等の給料の減額期間の延長を行うものであります。 議案第35号 議会の議員その他
非常勤の職員の
公務災害補償等に関する
条例の一部を改正する
条例については,会計年度任用職員制度の導入に伴い,規定の整備を行うものであります。 議案第36号
特別職の職員で
非常勤のものの報酬及び
費用弁償に関する
条例の一部を改正する
条例については,専門委員の報酬日額の上限額に加え,国の基準に準じて選挙長等の報酬額の改定を行うものであります。 議案第37号 水戸市職員の
修学部分休業及び
高齢者部分休業に関する
条例の一部を改正する
条例については,
修学部分休業の対象に専門職大学等を追加するものであります。 議案第38号 水戸市職員の
特殊勤務手当に関する
条例の一部を改正する
条例については,下水処理
特殊勤務手当の廃止を行うものであります。 議案第39号 水戸市
手数料条例の一部を改正する
条例については,中核市移行に伴い,県から移譲を受ける事務の手数料の新設等を行うものであります。 議案第40号 水戸市
特別会計条例の一部を改正する
条例については,中核市移行に伴い,母子父子寡婦福祉資金会計を新設するとともに,東前第四土地区画整理事業会計を廃止するものであります。 議案第41号 水戸市
印鑑条例の一部を改正する
条例については,成年被後見人による印鑑登録を可能とするため,規定の整備を行うものであります。 議案第42号 水戸市
医療福祉費支給に関する
条例の一部を改正する
条例については,子育て世帯の負担軽減を図るため,外来に係る医療費助成の対象を18歳まで拡充するものであります。 議案第43号 水戸市
廃棄物の減量及び
適正処理等に関する
条例の一部を改正する
条例については,大洗、鉾田、水戸環境組合のごみの共同処理から脱退及び笠間・水戸環境組合の解散に伴い,規定の整備を行うものであります。 議案第44号 水戸市
一般廃棄物処理施設の
技術管理者の資格に関する
条例の一部を改正する
条例については,関係省令の改正に伴い,
技術管理者の資格要件の見直しを行うものであります。 議案第45号 水戸市
市街化調整区域に係る
開発行為の
許可基準に関する
条例の一部を改正する
条例については,
市街化調整区域における専用住宅の建築に係る
開発行為の
許可基準等を見直すため,規定の整備を行うものであります。 議案第46号 水戸市
土地区画整理事業施行条例の一部を改正する
条例については,東前第四土地区画整理事業の完了等に伴い,規定の整備を行うものであります。 議案第47号
水戸市立小学校,
中学校,
義務教育学校及び
幼稚園設置条例の一部を改正する
条例については,五軒幼稚園を廃止するため,規定の整備を行うものであります。 議案第48号 水戸市
特定教育・
保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める
条例の一部を改正する
条例については,国の基準の改正に伴い,副食費の徴収等に係る規定を追加するものであります。 議案第49号 水戸市
公設地方卸売市場条例の一部を改正する
条例については,卸売市場法の改正に伴う規定の整備とともに,仲卸業者及び買受人に係る市場使用料の改定等を行うものであります。 以上をもちまして,提出議案の説明を終わりますが,よろしく御審議の上,御協賛を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(安藏栄君) 以上で,
提案理由の説明は終わりました。
------------------------
△
追加議案の提出について(
市長提出26件)
○議長(安藏栄君) この際,市長から議案が追加提出されましたので,
議事課長から報告させます。 〔
議事課長,報告〕
------------------------ 財政第198号 令和2年3月9日
水戸市議会議長 安藏 栄様
水戸市長 高橋 靖
議案等の送付について 令和2年第1回
水戸市議会定例会に追加提案するため,
下記議案に
説明書を添えて送付します。
記市議会議案第63号 水戸市学校施設整備基金
条例 =ないし=
市議会議案第74号
令和元年度水戸市下水道事業会計補正予算(第3号)報告第1号 専決処分について(
令和元年度水戸市水道事業会計補正予算(第3号)) =ないし=報告第14号 専決処分について(和解及び損害賠償の額を定めることについて)
------------------------〔
市長提出追加議案〕
市議会議案第63号 水戸市学校施設整備基金
条例 〃 第64号 常磐線内原駅南北自由通路整備工事委託協定の締結について 〃 第65号 土地の取得について(内原町調整池用地) 〃 第66号 包括外部監査契約の締結について 〃 第67号
令和元年度水戸市一般会計補正予算(第9号) 〃 第68号
令和元年度水戸市公設地方卸売市場事業会計補正予算(第2号) 〃 第69号
令和元年度水戸市駐車場事業会計補正予算(第1号) 〃 第70号
令和元年度水戸市農業集落排水事業会計補正予算(第3号) 〃 第71号
令和元年度水戸市東前第二土地区画整理事業会計補正予算(第1号) 〃 第72号
令和元年度水戸市公共用地先行取得事業会計補正予算(第1号) 〃 第73号
令和元年度水戸市水道事業会計補正予算(第4号) 〃 第74号
令和元年度水戸市下水道事業会計補正予算(第3号)報告第1号 専決処分について(
令和元年度水戸市水道事業会計補正予算(第3号)) 〃第2号 専決処分について(水戸市水道事業給水条例の一部を改正する条例) 〃第3号 専決処分について(水戸市行政不服審査会
条例の一部を改正する
条例) 〃第4号 専決処分について(訴えの提起について) 〃第5号 専決処分について(和解について) 〃第6号 専決処分について(和解について) 〃第7号 専決処分について(和解及び損害賠償の額を定めることについて) 〃第8号 専決処分について(和解及び損害賠償の額を定めることについて) 〃第9号 専決処分について(和解及び損害賠償の額を定めることについて) 〃第10号 専決処分について(和解及び損害賠償の額を定めることについて) 〃第11号 専決処分について(和解及び損害賠償の額を定めることについて) 〃第12号 専決処分について(和解及び損害賠償の額を定めることについて) 〃第13号 専決処分について(和解及び損害賠償の額を定めることについて) 〃第14号 専決処分について(和解及び損害賠償の額を定めることについて)
------------------------
△議案第63号=ないし=第74号,報告第1号
○議長(安藏栄君) お諮りいたします。ただいま追加提出されました議案第63号=ないし=第74号,報告第1号=ないし=第14号,以上26件のうち,報告第2号=ないし=第14号,以上13件を除く13件を日程に追加し,直ちに一括上程することといたしたいと思いますが,これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(安藏栄君) 御異議なしと認め,議案第63号=ないし=第74号,報告第1号,以上13件を一括上程いたします。 それでは,市長から
提案理由の説明を願います。 市長,
高橋靖君。 〔市長
高橋靖君登壇〕
◎市長(
高橋靖君) 追加提出いたしました議案の概要について御説明申し上げます。 提出案件は,
条例の制定に関する議案1件,工事委託協定の締結に関する議案1件,土地の取得に関する議案1件,包括外部監査契約の締結に関する議案1件,予算の補正に関する議案8件,専決処分の報告14件の計26件であります。 そのうち,ただいま上程されました議案について御説明申し上げます。 まず,議案第63号 水戸市学校施設整備基金
条例については,学校施設の整備に要する資金を積み立てるため,新たに基金を設置するものであります。 議案第64号 工事委託協定の締結については,内原駅南北自由通路整備について,協定を締結するものであります。 議案第65号 土地の取得については,内原町に新たに整備する雨水調整池の用地を取得するものであります。 議案第66号 包括外部監査契約の締結については,令和2年度に係る包括外部監査について,契約を締結するものであります。 議案第67号ないし議案第74号については,
令和元年度各会計の補正予算であります。 まず,一般会計補正予算(第9号)については,補正総額32億3,637万円の増となっております。 これを事項別に見ますと,補正項目は全体で47件であり,その内訳は,(1)国庫補助の追加に伴うもの7件,34億1,360万6,000円の増,(2)事業費や財源を整理するもの28件,4億3,323万円の減,(3)その他12件,2億5,599万4,000円の増となります。 これらの補正予算の主な事項について,概要を申し上げます。 まず,国庫補助の追加に伴うものにつきましては,児童,生徒用パソコン1人1台体制の構築に向けて,小
中学校の校内通信ネットワークの整備を行うほか,上大野小学校,吉田小学校及び酒門小学校の長寿命化改良など,子どもたちの学習環境の充実に取り組んでまいります。 また,泉町1丁目北地区市街地再開発事業について,組合への補助負担金を増額するとともに,アダストリアみとアリーナの大型映像装置の設置費について,補正措置を講じるものであります。 その他のものといたしましては,投資的事業等の事業費及び財源の整理を行うほか,生活保護費や私立幼稚園の施設型給付費などについて,補正措置を講じるものであります。 さらには,継続費の追加及び変更を行うとともに,51件の事業について繰越明許費を定めるものであります。 次に,特別会計について申し上げます。 公設地方卸売市場事業会計補正予算(第2号)については,国の補正予算に伴い,水産施設の整備に対する補助を行うほか,繰越明許費を定めるものであります。 駐車場事業会計補正予算(第1号)については,芸術館東地区駐車場の整備スケジュールの見直しに伴い,事業費を減額したものであります。 農業集落排水事業会計補正予算(第3号)については,投資的事業の事業費及び財源の整理を行うほか,繰越明許費を定めるものであります。 東前第二土地区画整理事業会計補正予算(第1号)については,繰越明許費を定めるものであります。 公共用地先行取得事業会計補正予算(第1号),水道事業会計補正予算(第4号)及び下水道事業会計補正予算(第3号)については,投資的事業の事業費及び財源の整理について,補正措置を講じるものであります。 次に,専決処分に係る報告事項について御説明申し上げます。 報告第1号については,水道事業会計について,台風第19号に伴う災害復旧事業費を増額補正したものであります。 これについては,事務執行上急を要したので,
地方自治法第179条の規定により処分したものであり,ここに議会の承認を求めるものであります。 以上をもちまして,提出議案の説明を終わりますが,よろしく御審議の上,御協賛を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(安藏栄君) 以上で,
提案理由の説明は終わりました。
------------------------
△休会について
○議長(安藏栄君) お諮りいたします。本日は,この程度をもって散会し,明10日から15日までの6日間は,議案調査のため休会とすることにいたしたいと思いますが,これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(安藏栄君) 御異議なしと認め,さよう決しました。
------------------------
△次回の
議事日程の報告
○議長(安藏栄君) それでは,次回の
議事日程を
議事課長から報告させます。 〔
議事課長,報告〕
------------------------ 議事日程(第2号) 令和2年3月16日午前10時開議 ( ) 第1回
水戸市議会定例会第1 議第1号 水戸市議会委員会
条例の一部を改正する
条例第2 議案第1号=ないし=第74号, 報告第1号第3 報告第2号=ないし=第14号
------------------------
○議長(安藏栄君) 本日は,これにて散会いたします。 午前11時19分 散会...